梅毒の症状

梅毒の症状

10年以上の歳月をかけて死に至る怖い病気です。
治療をすれば治ります。感染者は意外に多いです。

梅毒の特徴

梅毒は、梅毒トレポネーマが原因で発症する病気です。
性病の代表選手として昔から知られており、感染してから10年以上の期間をかけて死に至る不治の病でした。
ただ、よく利く抗生物質の登場で 過去の病気になりつつあったのですが、現在は増加傾向にあります。
淋病と同じくらい多い、とも言われています。
「梅毒なんてまだあったんだぁ」と勝手に過去の病気にしないでください。
 感染経路は、セックス,キス,ペッティングです。
まれに輸血,感染者の血液や体液のついた下着やタオルなどに触れて感染することがある、ということことを覚えておきましょう。
また、潜伏期間は10日~90日と長く、感染力も強いです。
ですので、気付かないうちに多くの人に移してしまう可能性が高いです。
妊娠すると赤ちゃんに重大な影響を与えてしまうこともあるので、早期発見・治療が大切です。



女性の症状

梅毒は、潜伏期間と症状が現れる時期とを交互に繰り返しながら、4期に分けて 進行していきます。

第1潜伏期

主な症状
痛みのないしこり/痛みのないリンパ節のはれ まずは第1潜伏期で、感染してから3週間くらいは症状が出ません。
その後、直径1cm以内の硬いしこりやブツブツが性器にでき、腿の付け根にあるリンパ節が硬く腫れます。
ともに痛みはなく、しこりは潰瘍になって自然消滅します。

第2潜伏期

主な症状
ピンク色の円形のあざ/赤茶色の盛り上がったブツブツ/脱毛 そして、第2潜伏期に入り、病原体が全身へと広がります。
第2期は、感染から3カ月後くらい。もっとも感染力の強い時期です。
全身に小指の先ほどの大きさの斑できる「梅毒性バラ疹」,性器やワキの下などにでき悪臭を放つブツブツ,口腔内にできる粘膜斑などが現れて消え、頭部の脱毛も生じます。
いずれの症状も放っておいても自然に消え、第3期潜伏期に入ります。

第3潜伏期

主な症状
コブ状のしこり 第3期は、感染から3年後ぐらい。
この頃になると感染力は弱まるので、他人に移す可能性は低くなります。
全身に硬いコブのような「結節性梅毒ゴム腫」ができます。
放っておいても治りますが、治った後に瘢痕ができます。
次々にできては瘢痕を残すので、外見的に醜くなります。

第4潜伏期

主な症状
心臓、血管、神経、目などに重い障害 第4期は、感染から10年以上経過してからです。
心臓,血管,脳などの中枢神経にまで病変が及び、痴呆状態になったり 歩行も困難になります。
やがて、死に至ります。


男性の症状

男性の梅毒についてですが、症状は女性とほとんど変わりません。
ですから、妊娠・出産による赤ちゃんへの影響がない分、軽視しやすいかもしれないです。
しかし、怖い病気であることには違いないので、早期の治療が大切と言えます。


注意事項

今や梅毒は、不治の病ではありません。
治療をすれば、完全に治すことができるのです。
ただ、治療を始める時期によって治療期間は異なり、第1期で気付いてすぐに治療を開始すれば早く治ります。
また、他人への感染も防げます。
とはいえ、放置しておいても症状が消えるため、「自然治癒した」と勘違いしやすいです。
見過ごしてしまわないよう、正しい知識を身に着ける必要があります。
第1期で見過ごしてしまった場合でも、第2期で早期に治療を開始すれば 治療期間は短くて済みます。
さらに、第2期は非常に感染力が強いので 病原菌をばらまいてしまいやすいですが、早期治療で感染源になる心配はありません。
ですから、全身の発疹やバラ疹が生じたら、すぐに検査を受けるようにしてください。
過去の病気と思って油断しているのが、最も危険です。


治療

梅毒の症状は 4期に分かれて現れますが、早期に治療を開始するほど 完治までにかかる期間が少なくて済みます。
ですから早期発見が大切と言えるわけですが、治療は 抗生物質を用いて行います。
病気の進行が第1期から第2期であれば、約2週間 抗生物質の注射をし、約1カ月間 抗生物質の内服を続けます。
その後 血液検査をし、完治したかどうかを調べます。
血液検査の結果が陰性だと、治療終了です。
同じように、第3期以降も 抗生物質の投与で治療を行います。
ただ、この時期になると、治療の期間が長くなります。
そして、完治したかどうかは 血液検査の結果で判断しますが、完治しているはずなのに 陰性にならないこともあります。


検査・検査妊娠への影響

梅毒においては、妊娠初期に必ず検査を受けることになっています。
そして、もし感染していることが分かったのなら、早期に きちんと治療をすべきです。
お腹の赤ちゃんに影響するのは、妊娠4カ月以降だからです。それまでに気付いて治療すれば、赤ちゃんへの影響は心配ありません。
逆に、治療せずに放っておいたり 妊娠後期に感染すると、赤ちゃんへの感染を免れることはできないです。
そして、赤ちゃんへの影響ですが、妊娠初期から中期に感染したり 感染したまま妊娠した場合に 胎児にも移ります。
こうして感染した胎児は死亡するか、あるいは流産や早産を引き起こします。
また、妊娠の後期に感染した場合には、先天梅毒児が生まれることになります。
梅毒の検査ですが、しこりなどの病変からトレポネーマが検出されるかを調べるとともに、血液検査も行います。
検査は、保健所やネットからでもで受けることができます。
 近年は再び感染者数が増加しているのが梅毒とB型肝炎。
早期発見・早期治療が大切です。

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梅毒に感染した時にみられる症状

梅毒はそう毒ともいわれる病気で感染する人が増えています。
昔は治らない病として恐れられていましたが、現在では治療薬があるので早めの治療で治るようになりました。
梅毒に感染すると何年もかかって体内に病原体が広がっていき心臓、脳、血管などが病におかされます。
そのまま放っておくと精神錯乱状態、心不全などを引き起こし死に至ります。
梅毒の症状は4段階あります。感染後3週間から3ヶ月の第1期には、口唇部、口腔内、陰部に痛みを伴わない塊が症状としてあらわれます。
この塊は比較的早く消えるので本人も気にしないこともあります。
また股の付け根のリンパ節の腫れがあります。
感染後3ヶ月から3年の第2期には、全身にあるリンパ節の腫れ、倦怠感、発熱などの症状があり、梅毒特有のバラのような発疹があらわれます。
この発疹は手足の裏から体全体に広がり、治療しないと病原体は体内に残ります。感染後3年から10年の第3期には、皮膚や骨などにゴム腫といわれる腫瘍が症状としてあらわれます。
感染後の10年以降には、様々な臓器に腫瘍ができて神経、脊髄、脳がおかされ死亡します。
抗生物質という治療薬がある現在では、死に至るまでの梅毒患者は希といわれています。
梅毒になる原因は主に性行為やオーラルセックスで、特に多いのが男性同士による性行為といわれています。
口や生殖器、肛門から病原体が体内へ侵入して血液内に入り込みます。
この他にも母子感染があり、生まれてきた子どもは先天梅毒になります。
また、輸血や血液製剤も移る原因になりますが、検査がなされるため比較的リスクは低いといわれています。
日常の生活においての食器やお風呂、トイレの共有によっては感染することはないといわれています。

梅毒の症状と治療薬

梅毒は赤い斑点が出るのが特徴的な性感染症です。
昔は不治の病でしたが、ペニシリンの発見ともに早期治療すれば完治する病気になりました。
梅毒は感染して3週間で性器や口などにただれができ、足の付け根や脇の下、首のリンパ管が腫れます。
そして感染しておよそ3ヶ月で、病原菌が血液とともに全身に広がり、皮膚や粘膜に赤い斑点を作ります。
胸や背中、手足に大きさが様々な斑点ができますが、最初は小さくて全身の左右対称にできます。
バラ疹とも呼ばれます。
感染して3年以上経過すると心臓や脳などが影響を受けて機能不全を起こします。
全世界で梅毒は1200万人が感染しています。
その中でも多くの感染者が集まるのが発展途上国です。
発展途上国のラテンアメリカやサハラ以南のアフリカ、東南アジアなどでは100万人を超えるとされます。
発展途上国だけでおよそ90%の梅毒感染者がいます。
経済成長を急速に進める中国でも、人の移動に伴い梅毒感染者が増加しています。
日本では年間で1000人~2000人しか報告されていません。
しかし日本ではHIV感染者が2万人を突破しており、梅毒に感染するとHIVを発症する可能性が高いので、注意が必要です。
日本人は旅行に行く人が多いので、発展途上国に出向いた際に現地で性行為を通して感染するケースが多いです。
もし梅毒に感染したら症状が悪化する前に病院に行きます。
病院ではジスロマックなどの抗生物質が投与されます。
ジスロマックは非常に殺菌効果が高いです。
梅毒はジスロマックを服用しなくても3分の2が自然治癒します。
しかし感染して3年以上経つと自然に治ることは少ないので、さらに感染を広げないためにも薬の服用が大切です。